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かおり風景100選・北海道【釧路の霧】

釧路の海霧

冷涼な夏季に海霧が釧路地方の海岸地域の広い範囲で発生し、潮のかおりがする。

また、釧路湿原は国内最大の湿原で、国立公園、ラムサール条約登録湿地、特別天然記念物であるタンチョウの生息地である。

所在地は北海道釧路市、かおりの源は海霧、季節は6~8月です。

(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)

 

 

 

海霧の仕組み

釧路は太平洋側に位置しており、北海道の中央部には日高山脈などがあり、冬場の気候は日本海側の曇天とは異なり晴天が多く、冬場の晴天率は日本でもトップクラスです。

一方、夏場は湿潤で暖かな南東季節風が優位となるため、釧路の沿岸部を流れる千島海流により冷やされ、釧路沖で霧が発生し、季節風により陸地まで移動してきます。陸地で発生する霧とは異なることから「海霧」と呼ばれ、沖合から陸地に移動してくることから移動霧とも言われます。

 海霧は内陸で発生する霧とは異なり、沖合から継続的に移動して大量に供給されることから日照によって解消されることはなく、「霧の摩周湖」と言われていますが、この霧も太平洋沖で発生した霧が内陸80kmまで侵入し、摩周湖の外輪山を乗り越えて湖の低いところに流れ込んでいく海霧の現象によるものだそうです。

海霧は1日中継続することは少なく、1日の中でも何度か霧がかかってきたり、霧が海に後退したりを繰り返す現象が見られるとのこと。また、釧路は霧が発生すると、少し寒くなるそうで、沿岸部では気温が急激に低下することもあるようです。

 

釧路・阿寒湖エリアは、東京23区がすっぽりと入るほどの日本最大の湿地帯で、希少な動植物たちの生命のゆりかごとなっている釧「路湿原国立公園」と阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖の3つのカルデラ湖が点在し、北海道有数の温泉地でもある「阿寒摩周国立公園」の2つの国立公園を有し、豊かな自然に恵まれ、特別天然記念物の「タンチョウ」や「阿寒湖のマリモ」など貴重な動植物とその生態が見られる場所です。また阿寒湖には、アイヌの人々が暮らしながら文化を継承する場として国内最大規模の「アイヌコタン」があり、アイヌ文化を間近で感じることができます。世界に誇る固有の自然、歴史、文化を有する都市として、世界中から多くの観光客が訪れる旅の拠点となっています。

釧路沖に豊かな漁場があり、釧路港は日本有数の漁業基地で、かつては日本一の漁獲量を誇る水揚港で、釧路市内には北海道3大市場に数えられる「和商市場」があり、地元客や観光客で賑わっています。
釧路の夕日が「世界三大夕日」と呼ばれ、その美しさは、世界中の海を巡ってきた船乗りたちが「世界で3本の指に数えられる」と感嘆したほどです。四季折々、日ごとに表情を変える夕景は忘れられない思い出となることでしょう。

(釧路・阿寒湖観光公式サイト:https://ja.kushiro-lakeakan.com/)

タンチョウ

釧路のタンチョウ

 

 

霧の街、釧路

釧路湿原と丹頂鶴と霧と漁業のまち。

世界的に見ると、霧が多い町としてロンドン、サンフランシスコなどが有名ですが、釧路も「日本のロンドン」と呼ばれ、霧の発生率が日本一になっています。

 霧に包まれた街並みは、普段の活気ある港町とはちょっと違う幻想的な雰囲気で、晴れた日には味わうことのできない、霧にかかった幻想的でロマンチックな風景が眼下に広がります。

幣舞橋周辺のリバーサイドは街灯も多く、夜は映画のシーンのようにロマンチックな魅力が漂うようです。また、釧路湿原をカヌーで巡れば深い霧の中に動物たちの声だけが聞こえてくる、幻想的な湿原に出会えるとのこと。

潮のかおりのする風景として「かおり風景100選」に選定され、この霧を特産品として楽しむためのイベント「くしろ霧フェスティバル」が開催されています。

釧路湿原

釧路湿原

 

 

かおり100景とは?

2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。

環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。

環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。

 

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