アラブのお香専門店|From The GULF アラブのお香専門店:From The GULFでは、オーナーが自ら現地で厳選した、新しくも癖になるアラブのお香「Bukhoor(バフール/バクホーラ)」と香炉を取り扱っております。天然素材を使用し、雑味のない上質な香りが長く続きますので、おもてなしやリフレッシュなど、様々なシーンでお楽しみ頂けます。

かおり風景100選・北海道③ 【登別と地獄谷】

かおり100選とは?

2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。

環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。

環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。

 

 

登別地獄谷の湯けむり

自然湧出量1日1万トンの硫黄泉、食塩泉など11種類の温泉が湧出しており、温泉街に近づくに従い、硫黄独特のかおりがする。爆裂火口の跡で、正面に剣が峰と呼ばれる鋸の歯を逆立てたような赭岩の絶壁がある。地獄谷、大湯沼などが遊歩道に沿ってみることができる。国立公園内にあり、天然記念物に指定されている。所在地は北海道登別市、かおりの源は硫黄、季節は一年中楽しむことが出来る。

(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)

 

 

 

湯の国・登別

登別市は北海道の南西部、「胆振」地域に位置し、札幌からは車で1時間40分、新千歳空港からは1時間の距離で、登別市街地から登別温泉街までは車で10分ほどの距離です。
そこからさらに15分ほど進んだところに登別の奥座敷・カルルス温泉があります。

 

登別温泉は日和山の噴火活動によってできた直径約450m、面積約11haの爆裂火口跡。谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、泡を立てて煮えたぎる風景が「鬼の棲む地獄」の由来となりました。

1つの温泉に10種類の多彩な泉種を持つ大変珍しい場所で、これはすべて地獄谷からの湧出です。

その後、江戸時代から現代に至るまで、登別温泉は多くの人々を癒やしてきました。

太古からの地球の鼓動と、大自然からの恵みである温泉が共存する場所なのです。

 

カルルス温泉は、登別温泉から8km離れたところにある小さな温泉郷で、大昔からアイヌの人々のあいだで薬湯として知られ、国民保養温泉地にも指定されています。

名前の由来は、世界的に有名な温泉地、チェコのカルルスバード(カルロヴィ・ヴァリ)。

ラジウムを多量に含有する泉質が似ていることから、「カルルス」と名付けられました。

周囲は緑に囲まれ、季節の移ろいを楽しめます。温泉のみならず、景色も見事な温泉地です。

(登別国際観光コンベンション協会:https://noboribetsu-spa.jp/spot/spot0034/)

 

 

登別の歴史

1858年、「湯治の祖」と呼ばれる滝本金蔵が私費で「第一滝本館」の前身となる温泉宿を建て開湯し、新しい道(現在の道路)を整備し、現在の基礎を築きました。

滝本金蔵とはもとは江戸の大工職人で、幕府の派遣で蝦夷に渡り、幌別で駅逓所の建設に携わっていました。

妻の佐多はひどい皮膚病に悩んでおり、登別温泉の噂を聞きつけた金蔵は山道を分け入り、そこに妻の治療のための湯小屋を建て、湯治を始めました。

やがて佐多の皮膚病は快癒し、その効能を広めたいと湯守りの許可を取って、湯宿を設けたとされます。

 

1861年当時硫黄を採掘していた、刀傷によって眼病を患っていた南部藩の家臣が、お堂の下で湧く温泉で眼を洗ったことで、眼病が治ったと伝えられています。

家臣が寄贈した薬師如来像が建立され安置されています。
1897年、日野久橘が再び温泉を発見。試しに温泉の湯を飲んでみたところ、持病の胃カタルが治ったことから興味を抱き、幌別から温泉までの道路を開削しカルルス温泉を開湯しました。

 

 

鬼の神様

登別地獄谷は、鬼の関係に深い関わりがあります。

多種多様な泉質のお湯が湧出する源泉地として、現在も白い湯けむりら温泉が湧き出しています。

その姿が、立ち込める煙や煮えたぎるような噴気孔などから「地獄」が連想されるようになり、「地獄といえば鬼!」となって登別と鬼の関係が生まれたそうです。

登別には、「地獄の谷の鬼花火伝説」という言い伝えもあるようです。

かつて人を苦しめる悪さを重ねた鬼たちは、蝦夷の神の怒りを受け、地獄谷から湧き出る万物に効能があるお湯を守る鬼神「湯鬼神」としての使命を授けられたというものです。

その「湯鬼神(ゆきじん)」が、人々の幸せを願い、厄を持ち去るために鬼花火を夜空に打ち上げると伝えられる伝説です。

登別 地獄谷
最後に、温泉好きで有名な与謝野晶子は登別を訪れて歌を詠んでいます。
●湯のけふり 雲につながり 湧く渓の 明るき若葉 赤き切崖(きりぎし)
●地獄谷 業の煙と なしがたし 恋の心も つぶやくものを

硫黄泉・食塩線・明ばん線・芒硝線・緑ばん線・鉄線・酸性線・重曹線・ラジウム線・単純温泉の10種類の泉質があります。

絶対に「いい湯だな~」。

 

 


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