環境省の香りの取組み

「日本には、私たちにやすらぎやゲンキをあたえてくれるすばらしい景色がたくさんあります。そんな景色を体全体で感じるとき、そこには必ずすばらしいかおりがあると思いませんか？環境省は、そんなかおりのある風景をいつくしみ、守りつづけている地域の方々を心から応援したいと思っています。

そして、みなさまに愛されるかおり風景がこれからもずっと続くようにとの願いをこめ、「かおり風景１００選」を選びました。」

 

環境省のホームページにはこの様な表記がありました。

日本の豊かな香りとその源となる自然や文化・生活を一体として将来に残し、伝えていくため、環境省はインターネット等を通じて「かおり風景」を募集しました。

そして全国から集まった600件の応募から選定するために、香り・匂いの専門家や文化・ライフスタイルの専門家たちによる「かおり風景100選選定委員会」を開き、特に優れた「かおり風景」として100地点を選定したそうです。

 

100選には、花や樹木、潮風、温泉、みかんやカボス、りんご等の果物などの自然の香りのほか、にかわ、墨、線香、茶、塩ワカメづくりなどの伝統工芸や、地方の特産などに関わるものなど様々な「かおり風景」が選ばれました。

とても面白そうな取組みだと思いませんか？？

 

 

 

かおり風景

風景や観光名所には、何かしら香りがあると言われています。

様々な日本にある観光名所には実際に独特の彩豊かな香りがあることから、百選として選ぶことになったようです。実際に旅行に出かけると、その地域性を象徴するような香りに包まれる経験は誰もが一度は経験しているのではないでしょうか？

 

私たちの日々の生活の中でも、感じる香りもありますよね。

私が暮らす地域は海に面しているため、ほのかに潮の香がします。

海老煎餅の工場からはイカやエビの香ばしい香りが風にのって漂っています。

雨の日の前になると、ごま油のなんとも言えない香しいにおいも流れてきます。

100選でなくても、思い出に残る香りは誰もが持っているものだと思います。

あなたの住む地域・町はどんな香がしますか？？

 

 

かおり風景100選

日常生活を過ごしているなかで「いい香りだなあ」と感じることは多いと思います。

そんな嗅覚が感じ取った、素敵な香りのある景色をずっと残しておきたいと思うことも、また素敵なことですよね。

では、実際にどのような香りの景色が選ばれたのか、ご紹介していきたいと思います！

 

北海道からは富良野市にある「富良野のラベンダー」です。

ラベンダー畑と言えは誰もが富良野市を創造する代表的な名産ですよね。

ラベンダー色の景色が一面に広がる、そのようなイメージが頭に浮かんできます。脳裏に浮かぶ香りの源はまさにラベンダーを中心とした花々だと思います。

青森県平川市には、「尾上サワラの生垣」が選ばれています。

春から夏にかけ、サワラでできた生垣を刈り込む時のかおりが想像できます。通りに沿ってサワラの生垣は美しく、整然とした調和が醸し出す雰囲気が素晴らしいと思います。

 

神奈川の名所、箱根も、箱根大涌谷の硫黄の香りが選ばれています。

硫黄の独特の香りを嗅げば「温泉」や「黒たまご」などがすぐに思い描けるのではないでしょうか？

「かおりは文化や暮らしを創造しているんだなぁ」とあらためて感じました。

 

 

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「中東地域のホテルの香りがする」との感想もいただいています。

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