かおり風景100選・東北⑨【大潟菜の花ロード】
大潟菜の花ロード
14haの菜の花畑(ロードを含む)が広がる。
入植した農業者のOBで組織する「耕心会」が村から委託を受けて栽培しています。
所在地は秋田県大潟村、かおりの源は菜の花、季節は4月下旬~5月下旬となっています。
(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)
2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。
環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。
環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。
菜の花のじゅうたん
延長11kmの黄色いじゅうたん菜の花ロードで、大潟村を走る県道沿いに、延長11キロメートルにわたって咲く菜の花。年々たくさんの人が訪れています。
同じく県道沿いに植えられた桜、黒松とのコントラストはすばらしく、ドライバーの目を楽しませてくれます。
見ごろは4月下旬から1カ月ほど。
菜の花ロードのほかにも、大潟村では総面積11.2ヘクタールの菜の花が咲き、満開の5月上旬には、多くの人でにぎわいます。
(大潟村HP:https://www.vill.ogata.akita.jp/archive/contents-54)
菜の花のための手入れ
毎年咲きそろう菜の花は、自然に花を開く訳ではなく、大潟村「耕心会」の皆さんが手を掛けて管理をしているそうです。
「耕心会」は、入植第一世代の方々で構成されていて、次へ代を譲った方が「田畑の次は、心を耕そう!」との思いを込めて名前を付け大潟村の景観作りに取り組んでいるとのこと。
菜の花は、連作障害を防ぐため、一度別の作物を植栽し、9月中旬に種をまき、追肥、越冬、雪解けと共に追肥とこまめな手入れがあるそうです。
春、菜の花は成長し黄色を満開にさせます。
(https://www.akita-abs.co.jp/blog/radipal/archives/6495)
菜の花と食用にするなばな(菜花)の違い
本来、菜の花という特定の植物はなく、一般的には、アブラナ科アブラナ属すべての花のことをいいます。
菜の花は、十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせることから、十字花植物とも呼ばれています。
なばなとは、アブラナ科アブラナ属の食用の品種のひとつで、ナタネ、カブ、はくさい、キャベツ、ブロッコリー、こまつな、ザーサイなど多くのものがあり、この他に観賞用や菜種油用があります。
食用のなばなには、在来種(和種)と西洋種の2種類に分けられ、在来種は葉が黄緑色で柔らかく、花茎とつぼみと葉を利用し、西洋種は葉色が濃く、葉が厚く、主に花茎と葉を利用するのが特徴です。
食味は、いずれも甘みとほろ苦さがあります。
平成30(2018)年産のなばな(主として花を食するもの)の収穫量は全国で約4,068トンあり、主な産地は千葉県(1,771トン)、徳島県(715トン)、香川県(588トン)となっています。
(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1604/01.html)
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