11月3日に想いを馳せて…

2023.11.03

文化について考えよう

「文化」という言葉は「日本文化」「食文化」「文化人」「文化財」など場面を問わず様々なに使われている言葉ではないでしょうか？
文化は英語で「culture」（カルチャー）ですが、明治時代頃には既に｢文化｣という訳語が用いられるようになり､大正時代の頃には一般的に用いられたそうです。
明治時代の日本に西洋の文明が入ってきて、制度や習慣が大きく変化した現象を「文明開化」と言います。

文化の定義

文化とは、人間が社会の構成員として獲得する多数の振る舞いの全体のことを指します。

社会組織（年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む）ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける（身体化）ということでもあります。

また、人は同時に複数の組織に所属することが可能で、異なる組織に共通する文化が存在することも。個別文化はそれぞれ独自の価値をもっており、その間に高低・優劣の差はないとされます。

以下、文化について調べてみると以下のような定義がなされていました。

〇社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。
〇世の中が開け進んで、生活内容が高まり、生活が快適で便利になること。文明開化。
〇自然に対して、学問・芸術・道徳・宗教など、人間の精神の働きによってつくり出され、人間生活を高めてゆく上の新しい価値を生み出してゆくもの。
〇権力や刑罰を用いないで導き教えること。文徳により教化すること。
〇民族や社会の風習・伝統・思考方法・価値観などの総称で、世代を通じて伝承されていくものを意味する。

因みに「文化」と「文明」の使い分けは、「文化」が各時代にわたって広範囲で、精神的所産を重視しているのに対し、「文明」は時代・地域とも限定され、経済・技術の進歩に重きを置くというのが一応の目安とされています。

文化の日の「文化」とは？

「文化の日」の「文化」とは、
〇自然に対して、学問・芸術・道徳・宗教など、人間の精神の働きによってつくり出され、人間生活を高めてゆく上の新しい価値を生み出してゆくもの。
〇世の中が開け進んで、生活内容が高まり、生活が快適で便利になること。文明開化。
〇民族や社会の風習・伝統・思考方法・価値観などの総称で、世代を通じて伝承されていくものを意味する。
などが主に当てはまるのではないかと思います。
「文化の日」の「文化」を簡単に言えば、人間が作り出した考え方や楽しみと生活を便利にするための研究や発明などと言われます。

では、「子どもの日」は子どもの成長を祝い、「敬老の日」はお年寄りを敬う日であるのに対し、文化の日は何をするのでしょうか？
「文化の日」は文化に触れたり親しむ日で、「文化の日」の趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」ですから、美術館に行くとか博物館に行く、映画やDVDを観る、絵を描くなど、何かを創作するといったような芸術を楽しむには良い機会とされています。
芸術以外でも、民芸館・資料館・などで、郷土の文化の歴史や発展を知るのもおすすめですし、科学館などで文化の発達や最新の発明に触れるのも趣旨にぴったりですね。

微力ながら、お香を通してアラブの文化や慣習を皆様に知っていただきたいとの思いで当店は運営されていますので「海外文化」の普及に努めたいと思いいます。加えて個人的には、妻の誕生日ですので…。
日々の感謝を忘れずに最大限の奉公を実践する日といった感じです( ;∀;)

文化の日