アラブのお香専門店|From The GULF アラブのお香専門店:From The GULFでは、オーナーが自ら現地で厳選した、新しくも癖になるアラブのお香「Bukhoor(バフール/バクホーラ)」と香炉を取り扱っております。天然素材を使用し、雑味のない上質な香りが長く続きますので、おもてなしやリフレッシュなど、様々なシーンでお楽しみ頂けます。

香りにまつわる物語 【マリリンモンローとNo.5】

マリリンモンローと香水

香水の話題となると必ずといってよいほど引き合いに出されるのが、マリリン・モンローとシャネルの№5の話です。

マリリン・モンローは、ハリウッド女優という存在を超えた1つのシンボルであり、映画を良く知らない人でさえもその顔が瞬時に浮かんでくると思います。

 

マリリン・モンローとシャネルの№5は1952年の「ライフ」誌で、映画「ナイアガラ」撮影のインタビューがおこなわれました。

その中で、新聞記者が彼女に「夜は何を着て寝るのですか?」と質問したところ、

「ベッドで身にまとうのは3滴のシャネルの№5よ。」

と答えたことに起因しています。  

 

「ナイアガラ」はマリリン・モンローが大女優への階段を駆け上がった、記念的作品です。

内股気味に、ヒップラインと胸の谷間を左右にリズミカルに動かし歩くマリリンの代名詞となった「モンローウォーク」によってそれまでの映画史には存在しなかった〝セックスシンボル〟が誕生しました。

そして、1955年3月24日、ニューヨークのアンバサダーホテルで№5を持ちポーズを取る写真が撮影され、香水のアイコニックなストーリーが完成されたと言われています。

 

 

香水のアイコン

しかし、この話の後日談が多く存在します。

香水のアイコンだからこそのものかもしれませんし、真贋も定かではありませんが…

信じるか信じないかはあなた次第です!

 

モンロー発言の後、ある大手の女性下着メーカーの経営者が彼女を訪ね、

「あなたのあの言葉のためにわが社は多大な損害を被った。それによって何千人という社員が解雇され、職を失うでしょう。アメリカの女性たちはもう、寝間着など見向きもしなくなるでしょうから」とマリリン・モンローに損害賠償を要求したと言います。

といっても、それはお金ではなく、マリリン・モンローに対し「報酬を支払うから、持参した布切れに唇のあとをつけてほしい」ということだったと言います。マリリン・モンローは納得せざるを得なくなり、布にルージュのあともくっきりとしたキスマークをつけたそうです。

満面の笑みをたたえて布を持ち帰ったその経営者は、彼女の唇のあとを大量の布にプリントし、女性用のならぬ、男性用下着に仕上げ、男性は、この幸運の下着を挙って奪い合ったという話です。

また、彼女が来日した時のエピソードも紹介されています。当然、報道陣の質問は、彼女のお色気を引き出すたぐいのものに集中、「あなたは、寝るとき、なにを付けているのですか?」と明らかに、「シャネルの№5」を引き出そうとする下心のある質問をしました。

ところが、マリリン・モンローは、嫣然と微笑みながら、こう返したと言います。

「私が付けるのは… ラジオだけよ。」と言ったとされます。

この当意即妙の切り替えしは、マリリン・モンローの卓越したセンスとクレバーさが良く分かるエピソードだと思います。

マリリン・モンローは「世の男性が、自分をどう見ているか」「どうすれば、売れるか」すべて、分かっていたのですね。

実は「ブロンドの髪」も本来の色は褐色で、染め上げたものですし、わざと高さの違うヒールを履くことで「モンロー・ウォーク」を世間に生み出しました。

本当に賢明な女性で「20世紀の恋人」にふさわしい女傑であることが分かります。

マリリンモンロー

 

 

 

№5と香り

№5の広告はモードの最前線として世界中の注目を集め、

「N°5はつける女性によって香りがちがう」「活発なすべての女性は、シャネルN°5を望む」「活発なすべての女性は、シャネルN°5を愛する

などのキャッチコピーが誕生しますが、その熱狂的な売れ行きに反比例する形で、ドラッグストアチェーンのどこでも売られるようになり、値下げされ、ブランド力は坂道を転げ落ちるようていったのでした。

かくして、N°5は高級品としての輝きを失い、1970年にはアメリカの市場でのN°5のシェアは5%を下回り、完全に古臭い香水のイメージが定着してしまいました。

しかし、№5のフレグランスは”香り”に携わる人にとっては非常に興味深いストーリーで教材的なファクターがあります。

 

 

 

マーケティングと物語性

香りを楽しむだけでなく、その背景に潜む、市場主義や、ヴィジュアル戦略も含む、物語性を楽しむ「香り」の象徴的な話ですね。

香水を愛用したフランス皇帝のナポレオン。

彼が生存した時代と全く同じ香水を再現しようとするならば、戦場で血にまみれ加えて明日には命を失うかもしれない緊張感の中で香りを再現しなければ、真の香水は完成しない訳ですから、現代の中で自分自身にあった嗜好性の高い香りを見つけることが重要です。

以下のようなコメントもありました。

”シャネルNo.5ほどの悪臭は存在しない。しかし、この悪臭さえも魅力的に身に纏うことが出来たならば、もはやあなたは真のレディなのです”と…

納得するストーリーでしたので、書かせていただきました。

 

ちなみに『ルパン三世』の峰不二子が愛用しているのもシャネルNO.5です(シーズン2の第一話「 ルパン三世颯爽登場」でルパンが言っているシーンがあります)

 

 


あなたのアイコンとなる香りは何ですか?

アラブでは香りは一つのアイデンティティーとして大切にされています。

 

From The GULF では、

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