皆様はふだん香水はつけますか？？

強い香りがなんとなく倦厭されてきた日本でも、

最近では香水を愛用するひとが増えてきているのだか。

 

ところで、数ある香水の中でも、

 

AMOUAGE（アムアージュ）

 

という、世界一高価といわれる香水ブランドを知っていますか？

 

 

 

 

オマーンの国王直々の命によって創設されたAMOUAGE

 

どんなブランドか触れる前に、オマーンと乳香について少しだけ。

 

オマーンは高品質な乳香の産地として有名です。

特に南部ドファール地区は「乳香の土地」として、

乳香の群生地や遺跡が世界文化遺産にも登録されています。

 

一時は金と同等の価値を持っていたとされる乳香、

宗教の場や生活に欠かせない香りとして重宝され、

産地であるオマーンの重要な資源にもなっていました。

 

今となっては「金と同じ価値」なんてことはなく、

またソマリアなどの安価な乳香が広まり

以前のような盛り上がりに欠けているオマーンの乳香事情。

 

 

その状況を何とかしよう、オマーンの乳香を世界に発信しようと

オマーンのカーブース国王直々の命で作られたのがAMOUAGEです。

 

このような経緯で立ち上がったブランドなだけに、

ベースとなっているのはもちろんオマーン産の乳香。

そこに、カルダモンや白檀のスパイスやイランイラン、ジャスミンといった香料を組み合わせ、

セレブたちを魅了し続けている香水が出来上がるのです。

 

 

中でも有名な香水は

GOLD　WOMAN

乳香に、オリス、ジャスミン、サンダルウッドを使用、

オリエンタルフローラルな香り。

「最も特別で豪華」と公式HPで謳っているほどの、

AMOUAGEが誇る代表作です。

 

 

「世界一高価」で知られるAMOUAGEの香水ですが、

GOLD WOMANの実際の価格はというと、

100㎖、オードパルファム　￡285(AMOUAGE online store）、

日本円で約4万円弱でしょうか。

 

”世界一”という言葉から想像していたよりは、という価格かもしれません。

 

 

ですが、なぜ世界一高い香水というイメージが付いたのか…

それは調香に理由がありそうです。

 

 

 

「世界一高価」といわれる理由

AMOUAGEは調香の際に、香料の予算の限度が無いそうなのです。

 

商品であるの香水も、調香の際には予算も設定されていて、

その範囲内でできる香りが作られるというのが通常なんだと思いますが、

さすがAMOUAGE、

調香師は好きな香料を好きなだけ（というと無茶苦茶に聞こえますが）使い、

思うままの、AMOUAGEの香りを創造できるということですね。

 

しかも調香の際に使われる香料の種類が他の香水よりも多く、

約120種類（！）の香料を使用しているそうです。（通常は40種類くらいなんだそう）

 

 

 

日本で買えるの？

そんな「価格を気にしない」顧客のための香水、

一度は体感してみたいのですが、

現在は日本では取り扱いがないのが現状です。

オンラインショップはあるのですが、

日本への配送は対応していないというのが本当に残念…。。。

 

近場ですと、(海外にはなりますが）

台湾やマレーシア、タイ、シンガポールにAMOUAGEショップ、取扱店があるようです。

 

 

マスカット観光の際に！アムアージュの工場見学

オマーンではAMOUAGEのファクトリー見学もできます。

 

オマーンの首都、マスカットにあるAMOUAGEビジターセンターでは

工場も併設、大部分の香水がここで作られます。

予約をしておくと、ガイドさんが案内もしてくれます。

 

立地も良く、マスカット空港のすぐ隣。

トランジットでも立ち寄れそうですよね。

 

AMOUAGE Visitor Centre

https://www.amouage.com/visitors-centre

 

 

 

＊

 

 

 

アムアージュのボトルデザインも美しく、見ているだけでも楽しめそうですよね。

かつては宝石や金が散りばめられた

豪華絢爛なデザインだったそうです。

 

更に詳しい情報は、公式HPでもぜひチェックしてみてください♡

AMOUAGE　OFFICIAL　WEB

https://www.amouage.com/

 

 

 

マスカット国際空港にあるアムアージュのオブジェ。

とても目立っていました。

さすが国王の命で作られただけあります。