はじめてのアラブのお香! 【アラブのお香 基本の「き」】
アラブのお香って、なに?
どんな香り?
使い方は?
そんなギモンに、From The GULFスタッフが答えます。
アラブのお香の世界へ、ようこそ!
Q1 アラブのお香って、なに?
A. アラブで古くから愛されている、伝統的なお香!
アラブのお香、とは、Bakhoor بخور (ブクール、バフール)と呼ばれる、中東地域のお香です。
サウジアラビア、UAE、オマーン、クウェート、カタールといった国々で、
現在も多くの人が愛用しています。
複雑で美しい香りは、人々の生活に欠かせないアイテム。
お部屋の贅沢な雰囲気作り、来客時のおもてなし、リラックスといったさまざまな場面で焚かれています。
特に、ムスリムの人たちにとって最も神聖な日とされる金曜日にはお香を焚いて家を清めたり、重要な会議や結婚式でも使われることも!
香りをとても大切にする文化を持つ中東らしい使われ方ですよね。
その歴史も古く、イスラム教では預言者ムハンマドが、モスクや街をお香などの良い香りで満たすのを勧めた、と伝承されているほどです。
香炉で焚かれるアラブのお香
Q2 アラブのお香の材料は?
A. 香木、フレグランスオイルなど。中東らしいバラやサフラン、乳香なども!
沈香や白檀などの香木、フランキンセンス、アンバーなどのレジン、ムスク、フレグランスオイル、ローズウオーター、サフランなど。
特に日本でもなじみある沈香は”OUD(ウード、woodから変化したとも)”と呼ばれ、多くのお香で使われています。
ほかには、オマーン・サラーラが名産地のフランキンセンス、サウジアラビアのタイフが有名なバラも、必須と言ってよいほど使われています。
アラブのお香を焚くと感じるのが、その華やかで複雑な香り。
香木やレジン、バラ、サフランが、エキゾチックでミステリアスな香りの基礎となっています!
これらの材料の分量や組み合わせは、家庭ごとに独自のレシピがあると言われます。
お香を香りながら、素材や込められた思い、ストーリーに思いを馳せてみませんか?
沈香(OUD) アラブのお香の定番の材料です。
Attarと呼ばれるフレグランスオイル。
インド・カナウジが名産地です。
Q3 アラブのお香ってどんな香り?
A. 様々な香りが重なり合う、豊かで深みある香り。
ウッディ、スパイシー、スイート、フローラル、ムスキー…その香りはいくつもの香りのレイヤーからなる、複雑な香り。
それぞれのお香の材料やレシピにより、香りは大きく異なります。
材料となる香木が前面に出るようなウッディで重厚感ある香りから、華やかで香水を思わせるようなものまで様々です。
初めて香ったお客様が、
「今まで香ったことのない、でも、とてもいい香り!」
と感想をおっしゃったのが印象的でした。
たくさんの香りの中から、自分のお気に入りを見つけ出すのも楽しみの一つです。
ぜひ、自分のとっておきの香りを見つけてくださいね。
アラブのお香について、ここまでお読みくださりありがとうございます。
アラブのお香を身近に感じていただけましたでしょうか??
次回は、アラブのお香の焚き方、楽しみ方をわかりやすくご紹介します。
ぜひ、お楽しみに!
アラブのお香専門店 From The GULF オンラインショップ
関連情報