九星気学①
九星気学東洋の占術
東洋の占術は主に5つあるとされています。
命術(めいじゅつ)は生年月日をもとに性格や宿命を占うもので、四柱推命などがあります。
卜術(ぼくじゅつ)は偶然の事象に基づく方法、
相術(そうじゅつ)は形や姿から運勢を占う方法で、手相などがあります。気学も相術になります。
医術(いじゅつ)には鍼灸や漢方があります。
山術(さんじゅつ)では山岳修行である修密(しゅうみつ)などがあります。
奇門遁甲(きもんとんこう)の伝説と歴史
奇門遁甲とは、古代中国から伝わる兵陰陽(兵法)の一つで、軍事で活用されてきた術になります。
戦略戦術面で方位の吉凶を推し量る術であり、城や砦を築く時期や方位から、軍隊の行軍する方位の吉凶を導き出す手法になります。
奇門遁甲の起源は、古代中国の黄帝(こうてい)が蚩尤(しゆう)との戦いの最中に天帝(神様)から授けられたとされています。
黄帝は、戦争のために指南車を作らせたと史書に残り、明確な方位を基準にして戦争をしていたとされます。
蚩尤は、古代中国の伝説上の神様であり、意思や鉄を食べ、超能力があり、魑魅魍魎を従え、自然現象を操り、黄帝の軍を翻弄しながら戦ったとされています。
伝説では、戦争時に蚩尤は霧を発生させ、黄帝の群を惑わせようとしましたが、この指南車を活用して方位を見失わなかったことから勝利されたとされ、これが奇門遁甲の起源といわれます。
古来中国から伝わる、この奇門遁甲は、単純な兵法だけではなく、呪術的な要素も含んでいたとされ、様々な場面で奇跡的な出来事を起こしてきたとされます。
現代の奇門遁甲は、開運術に使用され、良い日時に良い方位に行き、良い運を得て運気が向上するというのが基本の使い方になります。
九星気学はこの奇門遁甲がもとになっていると言われています。
河図洛書(かとらくしょ)
「黄河は図を出し、洛水は書を出す」は中国の古代文献に伝承されて来ました。
「河図洛書」は中国の伝統文化の淵源であり、哲学、政治、軍事、文学、医学など諸分野に多大な影響を及ぼして来ました。
「図書」という日常使われている言葉もこの河図洛書が語源になっています。
河図と洛書は古代中国で受け継がれてきた二つの神秘的な図で、中国文明の源流とされています。
伝説では、禹の時代に、洛陽の洛水に「洛書」を背負った神亀が現れ、大禹に捧げました。
洛書では、縦・横・斜め3線上の三つの数字の和が皆等しく15で「魔法陣」となっています。
この洛書から宇宙のすべてが木火土金水で成り立っているとされ、五行説が編み出されました。
また、伏羲(ふくぎ) の時代に、黄河で「河図」を背負った竜馬が現れ、伏羲にこれを捧げました。伏羲はこれをもとに八卦を作り『易経』の起源となりました。河図には、黒と白の円点が並んだ陣が配置され、無限の奥義が秘められています。
八卦は乾(けん) 兌(だ) 離(り) 震(しん)巽(そん)坎(かん)艮(ごん)坤( こん)の8つの基本図形があります。
「黄河は図を出し、洛水は書を出す、聖人これにのっとる」(河出図,洛出書,聖人則之)とはこの二つの事を指しています。
中国の歴史文化の淵源として河図洛書の効用はなくてはならないものです。
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