アラブのお香専門店|From The GULF アラブのお香専門店:From The GULFでは、オーナーが自ら現地で厳選した、新しくも癖になるアラブのお香「Bukhoor(バフール/バクホーラ)」と香炉を取り扱っております。天然素材を使用し、雑味のない上質な香りが長く続きますので、おもてなしやリフレッシュなど、様々なシーンでお楽しみ頂けます。

自然のみが創りだせる香りの謎 【桂皮、安息香、甘松】

「桂皮」について

桂皮(けいひ)というよりも、「シナモン」といったほうが馴染みが深いかもしれません。

桂皮は、クスノキ科の植物の樹皮を乾燥させたもので、原産地は中国南部・ベトナム・スリランカといわれています。

日本、中国南部、ベトナム、スリランカなどの産地によって香りが異なりますが、とてもさわやかな香りが特徴です。

食品としてはケーキやパン、クッキーなどの洋菓子や紅茶など、様々なシーンで使われています。シナモンロールやシナモントーストなどはよく耳にするシナモンの活用例です。

辛味が強く甘味があって渋味のないものが良品とされ、ベトナム桂皮は広南桂皮に比べて辛味が強く、一般的には皮が厚いものが良いと言われます。

 

医薬品としては古代バビロニアのシュメール地方では,楔形(くさびがた)文字で書かれた粘土板が出土したり,古代エジプトの古文書にもその名が記されていることを考えると、古来から世界各地で消費されていたと思われます。

中国では後漢時代(西暦25年~220年)に記された薬学書である「神農本草」』にも記載があり、日本へは8世紀頃,中国から遣唐使によりもたらされたものが,正倉院において桂心という名前で収蔵されていることが、献納目録「種々薬帳」に記載されています。

医薬品としての効果は、健胃、整腸、駆風(胃腸内にたまったガスの排出を促進する作用)、発汗、解熱、鎮痛、収れん(肌を引きしめる作用)などがあげられています。

 

 

安息香(あんそくこう)について

安息香(あんそくこう)は、英名では「ベンゾイン(benzoin)」と呼ばれます。

東南アジア原産で熱帯雨林に育つ高木である、エゴノキ科の常緑樹アンソクコウノキの樹皮を傷付けると黄赤色の樹脂が染み出てくるため、その樹脂を固めたると安息香になります。

濃い赤紫色で、芳香の強いものが良品とされています。

 

安息香には、タイ・ラオス・ベトナムなどを主な産地とする「シャム安息香」と、インドネシア・マレーシアを主な産地とする「スマトラ安息香」とがあるものの、香りは全く違うもので、普及している安息香の90%以上はスマトラ安息香のため、一般的には安息香というとスマトラ安息香を指します。

やや弱い殺菌作用があるため医薬品の局所防腐剤として外用されることもありましたが、現在は薬用としてはほとんど使用されず、香料や化粧品としてのみ用いられているようです。

 

安息香という名前の由来にはいくつかの説があり、パルティア(カスピ海南東部・イラン高原東北部に興った王国・遊牧国家、漢名で「安息」)で用いられていた香りと安息香の香りが似ていたのでこの名がついたという説や、中国の明の時代に記された「本草綱目」に様々な病や風邪を安息させる効能があることから名づけられたとする説、また、痰の排出を促進する作用があり、息を安ずることから安息香と名づけられた説などがあるようです。

 

安息香という名のとおり、呼吸を落ち着かせ安心させるバニラのような香りで、西洋では古くから宗教儀式などでも用いられてきました。香りには、幸福感を与え、悲しみ・抑うつを和らげる効果があると言われています。

また、香りを長く留めるための保留剤としても使われます。香料として石鹸香料に広く利用されたりします。

 

 

甘松(かんしょう)について

甘松(かんしょう)は、ネパールやブータンなどのヒマラヤ山系、中国の山岳地帯が原産のオミナエシ科の多年生草本で、その根や茎から香料を採りだします。

甘松は日本において、平安時代などに薫物の原料として用いられ、それだけで嗅ぐとカビ臭さを感じるような香りであるため、個性的で好き嫌いの分かれる香りと言われています。

しかし、沈香や白檀などと合わせると、濃厚な甘みを感じさせる香りへと変化します。

医薬品としても、体内の器官を調整したり、イライラや興奮を抑制する効果があるとして用いられています。

 

 

 


アラブのお香も様々な香料が使用されています!

From The GULF では、

アラブで伝統的に親しまれているお香を紹介しています。

新しくも癖になるアラブの香りで
毎日に香りのスパイスを加えてみませんか?

 

 

アラブのお香専門店 From The GULF

online shop

コメントは受け付けていません。