1日3回。古代エジプトで焚かれていたお香
世界中で愛されているお香。
その歴史は古く、
古代エジプトでは
1日に3回、薫物が焚かれていました。
エジプトで焚かれていた3つの香り
日の出…フランキンセンス
正午…ミルラ
日没…キフィ
異なる薫物が焚かれていたことからも、
エジプトの人々の「香り」の重要さ、
日々の営みとの深いつながりが伺えます。
フランキンセンス
(オリバナム、乳香)
太陽神ラーを讃え、日が無事昇ることを祈るために焚かれました。
フランキンセンスは、「太陽神ラーの汗」とも考えられていたそう。
毎日、東から日が登り西に沈む。
一日に生と死を繰り返す
「不死再生」の象徴へ捧げる香り。
フランキンセンスの香りが、天の神へ祈りを届けてくれると
信じられていました。
ミルラ
「ラーの涙」と考えられていた、
正午に神に捧げられていた香りです。
太陽が最も力強く輝く正午の香りは、神の恵みである光とともに、
古代エジプトの人々に力を与えていたんですね。
「ミイラ」を作るときにも用いられ、
ここからミイラと呼ばれるようになったのは有名ですね。
キフィ
王宮や神殿で太陽が沈む時間に毎日焚かれていたキフィ。
フランキンセンス、ミルラとは違い、様々な香料が調合された薫物です。
「聖なる煙」を意味し、
日没後に魔が入るのを防ぎ、心を鎮め、心地よい眠りへと誘うための香りといわれています。
クレオパトラも愛用していたというキフィ。
瞑想時にも使用されました。
ワインに蜂蜜、カルダモン…
香料を聞くだけでもラグジュアリーな、Kyphi。
キフィはなんと16種類もの香料が使われていました。(諸説ありますが)
成分はワインにレーズン、ジュニパー、アラビアゴム、ヘナ、ハニー、シナモン、カラムス、ペパーミント 、ガランガルルート 、オリス、ミルラ、サイプレス 、ピスタチオ、ベイ、シトロネラ 、オレンジ、カルダモン 、フランキンセンス 、ベンゾインなど
新月にこれらを合わせ、2週間熟成させます。
そして満月の日に完成させるのです。
手間はかかったと思いますが、
なんとも神秘的な調香の仕方で、
また香りは格別だったのでしょうね。
かつてはこの薫物を袋に入れ
日本の匂い袋のように身に着けていたとも言われています。
遥か昔のエジプトでも、
人は同じようにお香、香りを嗜んでいた…
お香は奥深い…
そんなことをぼんやり思いながら
いまから私もお香を焚いてきます!
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