かおり風景100選・東北⑭【郡山の高柴デコ屋敷】
郡山の高柴デコ屋敷
高柴デコ屋敷で作られる張子人形の塗料として使われる「にかわ」のかおりが、工人屋敷周辺に漂っています。
ここで作った面をかぶり、伝統的な七福神踊りを、6月に披露されます。
地元小学校では、授業に取り上げ、踊りの継承に努めています。
福島県郡山市で、かおりの源はにかわ、一年中楽しむことが出来ます。
(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)
2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。
環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。
環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。
高柴デコ屋敷
郡山市西田町にある高柴デコ屋敷は、三春駒と三春張り子人形の発祥地です。
デコ屋敷の「でこ」とは人形の事であり、人形屋敷 と言うことで、デコ屋敷と呼ばれています。
江戸時代に三春藩領であったため、三春駒や三春人形と呼ばれるようになりました。
伝統の粋(いき)づく集落として、4軒の家々が数百年の伝統を守り、張子(はりこ)人形や張子面、三春駒などを作り続け今日に伝えています。
各家が所有する人形木型は、県重要文化財に指定されています。
高柴地区に伝統的に継承された張子の面を使った郡山市指定重要無形民俗文化財の「高柴七福神踊り」などや「ひょっとこ踊り」など独自の文化も根付いています。
三春駒
にかわ
膠(にかわ)は煮皮(にかわ)がもとになっており、動物、魚の皮、骨などを煮出して溶け出したタンパク質が干物になったもので、紀元前4000年の接着剤として中国、エジプトで使われていました。
狩猟で捕まえた動物を使った物でした。
現在は、主に牛皮に含まれるコラーゲンを熱変性させた水溶性のたんぱく質で、古くから紙や木等の接着剤として使用されています。
天然素材の膠は、生分解性であるので、人と環境にやさしい非常にすばらしい無公害接着剤です。
From The GULF では、
アラブで伝統的に親しまれているお香を紹介しています。
新しくも癖になるアラブの香りで
毎日に香りのスパイスを加えてみませんか?
アラブのお香専門店 From The GULF
関連情報