干支(かんし)と十二支②
四柱推命では、生年月日時から算出してその人の性質を知ることができます。
その性質は、六十干支にあてはめて表します。
甲
甲冑の甲で、尾をひいた亀の甲羅を象った象形文字です。「亀の甲羅のような堅いもので覆う』ことを意味しています。
草木の種子を覆う厚い皮を意味し、種子がまだ発芽する前の状態を表します。ものごとの第一番目とか、優れているという意味にも用いられています。
多くの人を統率して事を押し進めるリーダー的な役割の人を意味します。思慮深く質実剛健で、多くの人の信頼を勝ち得ます。
乙
軋む(きしむ)の語源で、草木の幼芽が伸長できずに屈曲している状態を意味しています。物事がスムーズに進まないさま を表しています。
慎み深く遠慮がちに見え繊細ですが、内面はたいへん辛抱強く、物事に執着強く、保守的な人をあらわします。
丙
炳(あきらか)の語源で、草木が成長して姿・形が明らかになるなった状態を意味し「張り出し広がる」ことを意味しています。
また、丙は陽の火として太陽の象徴として取り扱われ、天上の火と考えられています。
陽気で情熱的、快活で華やかな人を意味しますが、反面持久力に欠け、表面的な成功に終わりがちな面もあります。
丁
壮を語源としていて、草木の状態が充実していることを表しています。「安定する・整った」を意味しています。また、働き盛りの男という意味もあります。
また、天上の火に対して地上の火ということになり、地上におけるものであるために人為的なものを示しています。
外面は柔和で物静かでも、内には鋭敏な知性を秘め、思慮に優れた人をあらわします。
戊
茂を語源とし、草木が生茂った状態を表しています。
そこから物事か繁栄し、複雑化 するにしたがってムダを省き、簡略化することにつとめることを意味しています。
「戊土」は大きな山を表し、東西南北の中心にあり、十干の中で最もバランスがとれていると考えられています。
社交性に富みどっしりとした貫禄のある人をあらわします。その反面、外見を飾ったり、自信過剰になりがちです。
己
山岳に対して平野・平地という意味であり、同時に人間が住するところという意味があります。紀(すじ)や起(おこす)の語源で草木が十分に繁茂しその中から特に秀でたものが頭をもたげて伸びてくる状態を表しています。
細心で規律正しく経済観念に富んでいますが、やや度量が小さく、猜疑心の強さがあります。
庚
字源は杵を両手で持ち上げる形の象形文字です。「更新する・かわる(更る)・あらたまる(物更)・変化」の意味があります。草木が成熟して行き詰った結果、自ら新しいものに改まって行こうとする状態を表しています。
世渡り上手で小才の利く人を表します。
手腕がありますが、やや物質万能主義になりがちです。
辛
字は入れ墨をするときの緘針の象形です転じて鋭い刃物でぴりっと刺すことを示しています。そこから、つらい・からい(舌を刺すからさ)などの意味がうまれ、そのような味のする野菜や、その実からとれた辛味香料を表す字となりました。
この辛の字には「からい」のほかに「つらい・たえがたい・いたましい・むごい」の意味もあります。さらには、『辛は万物の辛(新)生を日(い)う」として「新」と考えられ、草木が枯死して新しくなろうとする状態を表します。
強情で物事にこだわり、我が強いのですが、万難を廃してものごとを成し遂げる人を意味します。批判力が旺盛です。
壬
字は海・湖・大河に見立てられ、海などが交通機関の役目を果たし、海流などのように、遠くへ動くというところから『流動』という意味づけがあります。
また、機織りのときに使う経糸(よこいと)を巻き付ける軸、あるいは糸巻の象形です。
織物を織るときに持続的に提供される素材としての機糸の意味 から、持続的に「耐える」の意味があるとされています。
また、妊(はらむ)を語源として草木の種子の内部にさらに新しいものをはらむ状態を表しています。
黄河の水のように清濁併せ呑む度量のある人を指しますが、反面依頼心が強く、成り行きまかせのようなところもあります。
癸
雨・露・雪・霜と見立てられ、象形として三つ股の刃物が四方にはり出したかたちの武器を表します。揆(はかる)の語源で、草木の内部に孕まれたものが次第に形つくられ、その長さを測ることが出来るほどになった状態を表しています。
正直で潔癖、勤勉で研究心が旺盛で、自力で道を切り開いていくような人を表します。
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