かおり風景100選・東北⑤【宮城・一迫のゆり】
2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。
環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。
環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。
南くりこま一迫のユリ
2.5haの栽培面積をもつ園内には、150種15万株のゆりの花が栽培されている。「ゆり祭り」開催時は、「町おこしゆりの会」が主体となり、公園管理や清掃活動を行っている。所在地は宮城県一迫町、かおりの源はゆりの花、季節は6月中旬~7月下旬です。
(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)
ユリ園は残念ながら閉園
この一迫のユリ園は、2020年に閉園しています。
旧一迫町の有志が地域おこしのために始めたゆり園でしたが、有志の高齢化や球根の調達の困難さ、コロナ禍による先行きの不安定さもあって閉園となったようです。
ゆり祭りは30回の節目を迎えての開催が最後となり、2021年に、跡地が見学者に開放されているという記事をみました。
昨年閉園した後、多くの土地は原状回復したらしいのですが、一部残っていた球根が芽吹いて、花を咲かせてくれたとのことでした。
閉園してしまったことはがとても残念ですが、跡地となってもユリが色鮮やかな花を咲かせていて、多くの人を楽しませてくれていたというストーリーには心打たれるものがあります。
伊豆沼・内沼
伊豆沼は栗原市と登米市にまたがる県内最大の淡水湖沼です。
ラムサール条約登録湿地であり、沼には数々の水生植物が群生し、水鳥や魚類の生息に適した環境をつくっています。
毎年冬には2,000羽から3,000羽のオオハクチョウが飛来する日本一の越冬地です。
沼の堤防からは、大きなハクチョウが、頭上を飛んでいく迫力満点の光景が見られます。
さらに、マガンも伊豆沼・内沼を代表する冬の鳥で、毎年数万羽のマガンが越冬のため飛来します。
数万羽のマガンたちを養うためには、広くて安全な沼と広大な水田が必要ですが、このどちらをも備えた伊豆沼・内沼は、まさにマガンたちの聖域といえます。
栗駒山
春から秋にかけて登山やトレッキングを楽しむことができます。
登山道の出発地点「いわかがみ平」には、駐車場やレストハウスが整備されており、登山入門者から熟練者まで経験に応じて楽しめる9本の登山道があります。
晴れた日の山頂からは月山・鳥海山・蔵王連峰・秋田駒ケ岳・早池峰山、そして遠く太平洋までが一望できます。
山開き直後は登山道に雪が多く残っていることが多く、初心者や初級者など登山経験の浅い方は「中央コース」「東栗駒コース」「須川コース」がおすすめです。
この3つの登山道は、一般の登山者にとっても、登山道が整備されているなど、比較的安全に登山することができます。
(栗原市公式観光サイト:https://visit-kurihara.travel/)
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