かおり風景100選・東北⑫【東沢バラ園】
東沢バラ公園
145haの都市公園内に、7haのバラ公園があり、700品種2万株が植栽されている。
バラ公園は3つの湖と森林に囲まれた自然豊かな環境にある。
所在地は山形県村山市、かおりの源はバラ、5月中旬~9月下旬に楽しむことが出来るようです。
(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)
2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。
環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。
環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。
恋人の聖地
東沢バラ公園は、日本有数の規模を誇るバラ園と3つの湖を中心とした美しい公園です。
平成14年にグランドオープンしたバラ園は、約7ヘクタールの広い敷地に世界各国の約750品種、2万株余りのバラが咲き誇り、満開の時期には甘い香りに包まれています。
当園を代表するバラとしては、村山市のオリジナルのバラ「むらやま」や平和の象徴「ピース」、古くて貴重な品種「バイオレット」などが挙げられます。
平成27年4月には全国展開されている「恋人の聖地」に認定。
バラまつり期間以外は無料で開放しています。
バラの歴史
ふだん何気なく使っているバラという名前。
これはバラ科バラ属の総称を指します。
由来は「イバラ」の「い」が抜けた言葉で、古くは万葉集にバラを指す「うまら」が登場します。
「うばら」「むばら」、また、「薔薇(そうび)」いう言葉も使われました。
つまり「バラ」とは、日本古来または中国から渡来したバラを指す言葉なのです。
日本にはノバラ、ハマナスをはじめ、もともと原種のバラがあります。
バラの種類は、1876年に発表されたハイブリッド・ティー・ローズの第一号「ラ・フランス」を境に、それ以前に作られたバラを“オールドローズ(古代バラ)”、以降に作られたバラを“モダンローズ(現代バラ)”といいます。
世界中で愛されているバラは、品種改良によって数万もの種類が存在します。
「花の女王」と呼ばれ、古来から世界中で愛されているバラ。
野生のバラは、3千万年前には存在していたといわれています。
人工交配していない野生種のバラは「ワイルドローズ」とも呼ばれ、北半球にのみ自生し、150〜200種存在するといわれています。
バラの香り
バラは香ることで、よりいっそう美しさを増し、人の心にはたらきかけてリラックス効果を生むとされています。
一口に「バラの香り」といっても、その香りは500以上もの芳香成分から構成されているそうです。
多くはミルラ、ティ、スパイシー、フルーティ、ブルー、ダマスクモダン、ダマスククラシックと、7種類に分類されています。
特に、古代エジプトの絶世の美女「クレオパトラ」も好んだといわれるダマスク系の甘い香りは香水や、化粧品、石鹸、食品や飲料など、幅広く芳香性の商品に用いらます。
心身の緊張を和らげたり、多幸感を与えたり、贅沢な気分にさせる効果があるとされているバラの香りを楽しんでいてはいかがでしょうか。
ダマスクローズ
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