香りで気持ちをうまくコントロール。
「気持ち」に直接作用する、香りのチカラ
目に見えないけれど、大きな力を持っている「香り」。
香りにまつわるチカラについてです。
気分や感情を左右する、香りの秘密
皆さんはカフェによく行きますか?
コーヒーを挽く音。店内にゆったりと流れる、おしゃれな音楽。
そして、ローストされたコーヒーの、香ばしくて奥深い香り。
カフェに足を踏み入れた瞬間に、
心地よい、落ち着く、など
ポジティブな感情が湧いてきますよね。
なかでも、「コーヒーの香り」は
一番印象が強く、すっと心に入ってくるのではないでしょうか。
私は特にコーヒーが好きなので、
あの香ばしい香りを嗅いだだけで、
満たされた幸せな気分になります。
これから美味しいコーヒーが飲めるんだな。
ゆったりと心地い時間が過ごせるんだな。
そんな予感を瞬時に思い起こさせる香りです。
この「香り」。
ひとの五感のなかでも、ほかの感覚機能に比べ、
興味深い特徴があるんですね。
直接脳に届く、嗅覚
人の5感、
味覚、触覚、視覚、聴覚、そして嗅覚。
これらの感覚は、受けた刺激を
神経系が利用できるシグナルに変換します。
神経はシグナルを脳に伝達し、
脳はこうしたシグナルを
視力(視覚)、音(聴覚)、嗅い(嗅覚)、味(味覚)および感触(触覚)
として解釈するのです。
このなかで唯一、ほかの4つの感覚と異なっているのが、嗅覚なんです。
嗅覚からの刺激は、
大脳辺縁系という部分に直接届き、処理されます。
この、大脳辺縁系には、
感情をつかさどる「扁桃体」や、記憶の中枢を担う「海馬」がある分野なのです。
香りとして受け取ったシグナルは、
感情・記憶を処理する脳の分野に届けられて、処理される
↓
つまり、
香りは
感情・記憶に直接働きかける
ということになります。
香りと記憶
ある特定の香りが、
昔の記憶を鮮烈に思い出させる。
この香りを嗅ぐと、
この感情が湧きあがる。
そんな経験はありませんか?
その理由は
感情・記憶をつかさどる脳の分野に
直接(倫理的な部分を通さずに)届くから
というのが
ひとつの理由なんですね。
香りは 直接、感情をつかさどる脳の分野に届く
ということは、
自分の好きな香り、心地よい香りは
感情に直接、良い影響を及ぼしそうです。
例えば、気分が塞いでどうにもパワーが出ないとき。
元気が出る香り、明るい気持ちになる香りを
意図的に香らせれば、
その香りが脳に届き、
心、気持ちがすっと上向きになってくる
ということが期待できます。
人それぞれ、香りのもたらす感情は違う
実際に、アラブ・カタール在住の友人は、
大事な会議やプレゼンの前に、いつもリラックスタイムに楽しんでいる香りを
心を落ち着かせる目的で嗅ぐんだ、と話してくれました。
その香りを試したことがあるのですが、
私にとっては重すぎて、かえって気持ちが落ち着きすぎてしまうかも…
という印象を受けました。
当たり前のことですが、
人それぞれ、香りの印象や感じ方は異なります。
新しい香りに出会ったら、
『この香りはこんな印象だな、
この香りを嗅いだら、こんな心・体の状態になったな。』
と香りが自分の心身にもたらした変化を
少し気にしてみるのも
おススメですよ。
香りをうまく取り入れて
充実した毎日を送っていきましょう♪
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