かおり風景100選・関東②【今市竜蔵寺の藤と線香】
今市竜蔵寺の藤と線香
境内には市指定天然記念物で樹齢100年、太さ1mの「六尺藤」があり、線香のかおりが漂っている。
境内の近くには湧水を水源とする用水路があり、水生生物などが見られる。
なお、今市市の杉線香の生産量は全国の半分を占めている。
栃木県今市市で、かおりの源は六尺藤、線香、湧き水。
六尺藤は5月に、線香、湧き水は1年中楽しむことが出来ます。
(環境省:https://www.env.go.jp/air/kaori/ichiran.htm)
2001年度に環境省が広く一般に呼びかけて選定し、紹介している全国各地の100事例です。
環境が嗅覚を通じて人に影響することについて、単に悪臭公害を防止することだけに着目するのではなく、日本の自然や伝統・文化に係わる「よいかおり」を保全することを通じて、環境の快適性を確保・創造することを目的としています。
環境省のHPを中心に、かおり風景100選に該当する自治体からの抜粋などを紹介させていただきます。
六尺藤
竜蔵寺は江戸時代、日光社参の折には歴代将軍の休憩所として使用され、のちの戊辰戦争の傷跡も今なお残る歴史ある寺院です。
明治初年頃現在の地に移転後、藤を植樹。
この六尺藤は、樹齢100年で幹の太さ約1メートル、200平方メートルにも枝を広げ、最盛期には花穂が6尺(約1.8メートル)にもなります。
5月中旬になると薄紫色の花を咲かせ、まばゆいばかりに垂れ下がり、辺り一面に甘い香りを漂わせます。
竜蔵寺
足尾の歴史を見守る寺として有名な竜蔵寺の創建は大宝元年(701)と言われ、開基は役行者とも、日光開山の祖である勝道上人の弟子が、美しくお経が響く松木の谷に建てたとも伝えられています。
明治20年(1887)4月に起こった松木の大火により同寺も全焼し、この時に古い記録などはほとんど失われたが明治28年(1895)に現在の本堂が再建されました。
また、足尾は江戸時代に幕府の御用鉱山として、明治17年に足尾精錬所ができた後、地域経済は大いに栄えましたが、渡良瀬川鉱毒事件の発生地としても有名になってしまいました。
現在、お盆やお彼岸などに全国各地から子孫たちが先祖供養に訪れるのは、足尾ならではの特徴と言えます。
杉線香
元禄元年(1864)日光市において安達繁七が杉の葉線香製造したのが始まりとされ、地元の豊富な杉を原料に産業として発達してきました。
杉の自然の香りが特徴であり、原料に杉の葉を水車でひいた粉が使われています。
水と緑に囲まれた約6.7ヘクタールある杉並木公園の園内には直径10メートルの大水車や杉線香の粉挽きに使われた水車など、大小14基の水車が設置されています。
報徳二宮神社
報徳二宮神社は日光市今市の街に鎮座し、学問・経営財福の神である二宮尊徳翁(金次郎)を祀る神社です。
境内には尊徳翁のご遺体すべてが安置された史跡二宮尊徳の墓があります。
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